久山 敦ATSUSHI KUYAMA

咲くやこの花館 館長/1993年4月1日入社

私のミッションは、
人類と植物の関わりを知ってもらうこと。

人類は植物に育てられているのです。それを植物園で伝えていきたい。
急激に傷つく地球、そしてゆっくり進化してきた植物、人類が豊かな生活を続けるために---
世界の野生植物そして役立つ植物を観察しながら学ぶ場の充実をはかることが、私の使命です。

「君でいいよ」の言葉で決心

-入社したきっかけは?

兵庫県知事の依頼でプランニングした淡路島の動植物園を充実をさせるため管理をしている時、大阪市の鶴見緑地で1990年に花博開催の計画が浮上しました。淡路での仕事の傍ら、大阪市公園協会(大阪スポーツみどり財団前身)よりの依頼で、1987年より大温室計画、栽培担当職員の研修などに参画しました。

大盛況のうち花博が終了し、その後、咲くやこの花館責任者より後継者探しを頼まれました。しかし、思うように進まず難航しました。そんな時、当時の責任者から「君でいいよ」の言葉で、淡路に心残りながら赴任しました。

植物園の方向がぶれない様に
舵をとること

-あなたの仕事はなんですか?

植物園の方向がぶれない様に舵をとっています。そのために技術指導のできるベテランの確保、人材育成に時間を費やし、その一方で若い人たちの意見で将来に繋がる大事なものは強力に推し進め化石化を防止しています。近視眼的に仕事をすることもありますが、必ず一度全体を見渡し、公立の植物園として未来を先取りして、市民の方々に納得して貰えるかを内容的に、経費的にチェックを入れています。他の植物園や博物館などとも乗り入れ、交流を行いお互いのレベルアップをはかっています。

やりがいのある場面は無数
植物を育てる、人を育てることが同時進行する仕事場と実感するとき

-仕事でやりがいを感じる瞬間は?

植物栽培、運営、催し物、館内の植物案内業務、広報など、それぞれの場面で日々スキルを身に着けて効果をあげていくのが最優先です。仕事仲間とまた協力者の方々と、難しいトライアルに挑み、珍しい花を紹介できたり、多くの入館者に展示会を高く評価されたり、植物案内やライブショーなどでその紹介ぶりに感心されたりと、やりがいのある場面は無数にあります。本当に有難い職場で、その気持ちは関係者全員同じです。植物を育てる、人を育てることが同時進行する仕事場だと思っています。

英国王立キュー植物園17代目園長リチャード・デベレル夫妻

世界の植物園の中心
「英国王立キュー植物園」園長との交流

-印象に残っているエピソードは?

世界の植物園の中心は1759年開園の英国王立キュー植物園です。14代目園長ギリアン プランツ卿、15代目ピーター クレイン卿は何度か咲くやこの花館に足を運んでくれています。そしてその度に咲くやこの花館が他園にない技術や手入れで評価して貰っていました。17代目リチャード デベレル氏とは時間の関係で2017年に東京で面会し、当館の植物の様子を写真等で紹介すると、キュー植物園に1年間留学していた私に、世界で活躍する人を育てるキュー植物園は偉大だと満面の笑みで語られました。

先輩の職場

咲くやこの花館

咲くやこの花館

熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、地球上のさまざまな気候帯に生育する植物約2600種、約15,000株を温室、冷室8つのゾーンにわけて栽培展示する総合植物館です。季節ごとに、さまざまなイベントを開催しています。

ヒマラヤの青いケシや熱帯スイレンなどを開花調整し、一年中見られるほか、季節の花も含め約300種の花を常に楽しめます。

1990年4月から9月に開催されたEXPO’90「国際花と緑の博覧会」で大阪市のパビリオンとして建設されました。

〒538-0036 大阪市鶴見区緑地公園2-163

TEL:06-6912-0055 FAX:06-6913-8711

咲くやこの花館ホームページ

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